singes1800のブログ

色々語ります

ぼっち・ざ・ろっく!アニメ感想記事

0.はじめに

※注意※ この記事にはぼっち・ざ・ろっくのネタバレが含まれています。

 

こんにちわ、真ゲスです。今日はぼっち・ざ・ろっくのアニメを全話見たので感想を語っていきたいと思います。

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引用元:アニメ ぼっち・ざ・ろっく!

今回語りたい部分は以下の4点です

  1. ライブを中心にした神脚本
  2. 楽家としての結束バンド以外に焦点が当たることが多い
  3. 星座になれたらで夜が明け、君に朝が降る余韻を残す最終回
  4. 総集編とアニメ版、どちらがオススメか

 

ひとつずつ解説していきます

 

1.ライブを中心にした神脚本

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引用元:アニメ ぼっち・ざ・ろっく!

ぼっち・ざ・ろっくの面白さの大半を占めていると言っても過言ではないライブシーン。

その圧倒的な作り込みと、そこに至るまでの脚本の懇切丁寧さはやはり舌を巻くものがあります。

 

と言うか私がぼざろの曲好きで見始めたから、その贔屓目も大いにあるでしょうね。

劇場版総集編みたいに曲を流しながら日常シーンを写すだけで満足するくらいにはチョロいです。

 

イチオシはやっぱり『あのバンド』のライブシーンですね、何度見てもカッコいい。

ギターヒーローとしてのぼっちちゃんの覚醒

自分だけの色を出してほしいと言う先輩の願い

1話で否定された演奏スタイルが皆を救う鍵

自らの演奏力を正しく使えと言う師匠の教え

ぼっち・ざ・ろっく!のタイトル回収

 

これら5つの要素が全て詰まっています、後の喜多ちゃん覚醒にも大きく関わってくるので間違いなく物語のターニングポイントだったライブでしょう。

 

2.音楽家としての結束バンド以外に焦点が当たることが多い

 

劇場版総集編から入った身としてはアニメ版の日常シーンの多さは新鮮に写りました、総集編とアニメ版で印象の変わったキャラが3人いるのでひとりずつ書いていきます。

 

・山田リョウ

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引用元:アニメ ぼっち・ざ・ろっく!

(主に二次創作の影響で)金を返さないクズの印象が強い彼女ですが、アニメを見てみるとメンバーの誰よりも協調性と社会性を重視する性格である事が分かります。

 

金にがめついところもありますが、きくりさんのようなナチュラルボーンクズではなく、見返りを提示したり、状況を作ってたかったりしているので集団生活に慣れてる印象が強いです。

 

楽家としてぼっちちゃんと分かりあっていたり、虹夏とは互いに心を許しているが故の掛け合いが多かったり、喜多ちゃんに早口ヲタク語りをしたりと、見ていて面白いシーンも多くクズな一面以上に良い先輩の一面もあります。

性格面は彼女が一番好きまであるくらいお気に入りになったキャラです。

 

・伊地知虹夏

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引用元:アニメ ぼっち・ざ・ろっく!

彼女に関しては印象が変わったと言うより不遇キャラではなかったんだな、と認識を改めました。

 

虹夏は他のメンバーと違って音楽面ではあまり活躍がない代わりに、それ以外の部分で才能を発揮していた。と思います

ぼっちちゃんの好みを把握する等常に気遣いをしていたり、山田が暴走しないように目を光らせていたり、行き詰まった時や方向が見えない時は絶対に何か息抜きするためにメンバーを導いたりと彼女の行動から身内に甘い星歌さんの血を色濃く継いでいる事が分かります。

 

彼女がいなければそもそも物語が始まっていなかったのもありますが、他のキャラと違う方面で活躍しているのであって不遇キャラではないんだな。とアニメ版を見て考えを改めました。

 

・伊知地星歌

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引用元:アニメ ぼっち・ざ・ろっく!

総集編を見た後にアニメ版を見ると出番のほとんどをカットされていることに気付く真の不遇キャラ

 

マジでほとんどカットされていました。ぼっちちゃんとのすれ違い芸すら全カットなので、総集編のカットで一番割を食ったのは間違いなく彼女です。

 

結構情に熱い人なんだな、とアニメ版を見て印象が変わりました。

特に結束バンドの初ライブ当日に台風直撃という理不尽さのあまり、俯いて泣いているシーンはお気に入りです。

妹と違って不器用ですが彼女もまた結束バンドを想う人間のひとりで、虹夏ちゃんと同じで陰ながら支えてくれていたんだな。と星歌さん好きになりましたね。

 

3.星座になれたらで夜が明け、君に朝が降る余韻を残す最終回

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引用元:アニメ ぼっち・ざ・ろっく!

やはり『星座になれたら』は何度見ても泣けますね。まずタイトルが最高にエモいです。

STARRY=星の集まる場所から始まった彼女達の物語が星座になれたらで終わる、結束バンドの集大成が詰まった名曲です。

 

他には…

バンドマンとしての喜多ちゃんの覚醒

喜多ちゃんの出した答えと歌詞のシナジー

ぼっちと喜多ちゃんの結束バンドに対する想い

あのバンドとは逆に皆の演奏と成長が鍵

演奏に対して演奏で答える熱すぎる展開

 

この5つの要素が全て詰まっています。

個人的にはライブの前に喜多ちゃんがぼっちちゃんだけじゃなく、リョウや虹夏に演奏を教わったことが伏線になっていたのが良かったです。

喜多ちゃんが咄嗟にソロパートを延長したのに対してリョウと虹夏が反応できたのは、それまで喜多ちゃんと共に練習し、成長を目の当たりにしたからに他なりません。

ぼっちちゃんを支えたいと願った彼女の取った行動がぼっちちゃんと同じではなく、喜多ちゃんだから出来た事なのが感動ポイント高いです。泣けます

 

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引用元:アニメ ぼっち・ざ・ろっく!

その後の日常回で新しいギターを買って「転がる岩、君に朝が降る」が最後に流れるのも良かったですね。

結束バンドに入ることでぼっちちゃんが新たに得た何気ない日常、転がるように過ごして何を失くしたか分からないが確かに何か変わった。

と言うぼっち・ざ・ろっく独特の余韻はアニメ版特有で非常に憎い演出です。

 

総集編では今までの映像が巻き戻り物語の冒頭に戻る演出が入ることで、ぼっちちゃんの可能性が広がったことを示していました。

アニメ版は総集編と違い、何気ない日常に戻ったように見せることでぼっちちゃんの何かが変わったこと、これからもぼっちちゃんが変わっていくことを示しているように感じます。

 

どちらにせよ最高の最終回でした、2年前に覇権アニメと名をはぜていたのも納得の出来です。

 

4.総集編とアニメ版、どちらがオススメか

 

結論から言いますと、総集編とアニメ版に完成度の違いはほぼありません。

なので、どっちがオススメとかありません。好みの範疇だと思います。

 

ざっくり総集編とアニメ版の良さを羅列してみます。

 

総集編の利点

  • カットの仕方が上手くテンポが非常に良い
  • ライブシーンの音の作り込みがアニメ版より上(例.ギターと孤独と青い惑星の爆音ギター、忘れてやらないの音響、星座になれたらで1弦と2弦のチューニングが段々ずれているのが分かりやすく調整されている)
  • 本編以外で収録された曲を聴ける
  • 総集編後編限定の新規カットがある

 

アニメ版の利点

  • ギャグが総集編より多いので、笑えるシーンが多い。
  • キャラの掛け合いが多く、キャラの可愛さを堪能できる。
  • 総集編でフルカットされた日常回をみられる

 

まとめるとぼざろの曲やストーリーが好きな人は総集編、キャラやギャグが好きな人はアニメ版って感じですね。

 

因みに私はぼざろの曲が好きなのでどちらかと言うと総集編が好みです。

日常回やギャグがカットされていると言ってもこれはカット出来ないだろってシーンはちゃんと残していますし、ギャグも特に面白い所は残しています。

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引用元:アニメ ぼっち・ざ・ろっく!

ダーウィンが喜多!狂おしいほど好き

 

本当に「これ別にカットでも良くね?」って部分だけカットされている感じですね。

それでいて見せるべきところはきっちり見せているので、アニメ版に比べても満足度はそのままを保っています。

たった3時間で12話分の話をぎゅっと詰め込むとかよーやっとる。

 

まぁ、冒頭でも述べた通り総集編とアニメ版に大きな差があると言うわけではないので、どちらを見ても良いと思います。

 

5.おわりに

本当は好きな回トップ5とかやろうと思ったのですが、書き始めたら思ったより長くなったので止めました。

 

次は結束バンドの好きな曲発表ドラゴンをする予定です、お楽しみに。